秋じゃがいも栽培記録(H16年9月〜12 月)  

今年の春に引き続き、秋じゃがの栽培を行います。種 芋は去年、小生の畑で収穫した「出島」の残りを使います。 途中で生育がうまく行かない可能性も無いとは言えないので、皆さんは通常、種苗店で発売されている種芋を使用してください。栽培の仕方は何ら違いはありま せんので参考にして下さい。

10月11月12月へ

9月4日 (土) 晴れのち一時雨
種芋は芽出しを行った物を植え付けます。芽が出た種芋を植えてからでも2〜3Wかかりますので芽が出ていない場合、概算 でそれ以上となります。また、夏場に植えますので腐りやすいです。そのため丸ごと植えることを推奨します。なかなか手頃サイズがないので切って使わなけれ ばならないかもわかりませんが、その場合は芽だしを行ってから切断し、切り口の処理(草木灰、石灰等があります)をきちんと行い、植え付けます。目安は 40〜60gはそのまま、〜120gは2つです。切断はそれぞれに芽が入っている事かな。記録は発芽まで暫くかかりますのでその間はお休みです。また、水 を嫌いますので植え付け後の水やりは不要です。自然の雨だけで行います。

画像1)小生の畑で取れた残り芋なので色々なサイズがあります。あまり小さいのは期待できませんが敢えて実験のため、植 えてみます。

040904(画 像1)

種芋はこれ位にして、畝もあらかじめ準備しておかなければいけません。畝の作り方は後で土寄せを行うので最初は畝幅は大 きめに取っておきます。新しく出来 る芋は種芋と同位置かそれより上に出来ますのできっちりとした畝幅は非常にしんどいです。また土寄せで高畝になり水はけも良く、じゃがいもは水を嫌うので 好都合です。小生は最終畝幅を〜60cmとし、高さ20cmとして考え、通常の畝を作った段階の畝幅で1m〜をジャガイモ用に取りました。栽培期間が短い ので元肥と種芋の発芽状態が一つの鍵となります。

画像2)通常の畝で幅を1m〜に取ります。 後に両脇から追肥と土寄せを行っていきます。ここには苦土石灰、鶏糞、有機 肥料をよく混ぜ、耕耘しています。
画像3)畝の中央に元肥用の溝を作ります。
画像4)元肥として堆肥、有機肥料を用います。
画像5)元肥の上に土のマットを置き(間土と言う)その上に早く発芽出来るように芽を上向きに種芋をおきます。
画像6)マット上に種芋を乗せた状態です。この上に両脇から土をかぶせて安定させ、発芽まで待ちます。覆土の厚さにより 発芽日数が変わりますよ。

040904a(画 像2)            040904b(画像3)            040904c(画像4)

040904d(画 像5)            040904e(画像6)

9月18日(土) 晴れ
久しぶりに更新します。約2Wぶりです。いかがでしょうか?「俺んち畑」もようやく芽が出てきました。しかし、他のじゃ がいも君達がなかなか出て来ないの でちょっと心配です。もう1W様子を見てから更新しますね。この芽はヨトウムシの好物ですので気を付けて下さいよ。

画像1)ひび割れた土の中から芽が2つ出てきましたよ。
画像2)こちらは「ジャガイモの芽」と言えるようになってきました。

040918(画 像1)            040918a(画像2)

9月26日(日) 晴れ
20個中3本はまだ、芽が出ていない様子です。おそらくもう少し時間が掛かるのか或いは最悪、芽か種芋が腐っているので はないかと思われます。代わりを用 意していないので今回はあきらめます。全体的に見ると、大きく なっている物や、ようやく土から出てきたのもあり様々です。中には1カ所から2〜3本出てきた芽もあります。これは後に1〜2本になるように芽欠きしま す。芽かき無しで行うと小さい芋が多く取れます。おでんには良いかもしれませんね。

画像1)このじゃがいも君の芽が今のところ一番良く伸びているようです。
画像2)土の地割れを見ていると芽がどこから出てくるか?予想位置がわかります。逆に地割れが無いと芽が成長していない かもわかりませんね。

040926(画 像1)            040926a(画像2)

10
10月2日(土) 曇りのち雨
昨日はいい天気だったので丈が10cmを越えるものについて芽欠きの作業を行いました。芽欠き後の芽は、うまく行けばジャガイモ君が出来ますので発芽していない所に定植してやりました。あま り大きなジャガイモ君は期待出来ませんが・・・。

画像1)一番背の高いジャガイモ君が一段と大きくなりました。この後、芽欠きを行い画像3の様に植え替えてやりました。
画像2)芽欠きした芽です。
画像3)植え変えました。
画像4)全体の発芽の様子。(中央の畝)

041002(画 像1)            041002a(画像2)            041002b(画像3)

041002c(画 像4)

10月10日(日) 晴れ
すごいもんですね、台風の雨で寝ていたジャガイモ君ですが起き上がって来ました。が、何か真っ直ぐではなしにクネクネし てますよ。 変にいらう(さわる)と折れたりしますのでこのままにしておきます。お兄いちゃんと弟見たいで成長が違いますね。けれど スクスクと今は成長しています。ヨトウにやられなければ良いのですが・・・・。

画像1)一番背の高いお兄ちゃんです。
画像2)全体の様子です。
画像3)弟です。ようやくタバコの高さになりました。

041010(画 像1)            041010a(画像2)            041010b(画像3)

10月17日(日) 晴れ
風と雨で倒れてくるので今日は、土寄せと追肥を行いました。結構よく成長してきています。

画像1)花が咲くのかなぁ?・・・つぼみが見えます。
画像2)畝の両端、中央に追肥して土寄せしました。

041017(画 像1)            041017a(画像2)

10月23日(土) 晴れのち曇り
出島の花が咲いたよ。すごく綺麗です。しかし、花が咲いてもジャガイモは小さいのでまだまだこれからです。17日に土寄 せしていて正解でした。台風で倒れ ていたところですわ。

画像1)出島と言うジャガイモの花です。
画像2)全体の様子。
画像3)チビ介も大きくなっています。(土寄せで背が小さく見えますが、その分大きくなっていますよ)

041023(画 像1)            041023a(画像2)            041023b(画像3)

10月30日(土) 雨
早く土が乾いてくれないかなぁ〜土寄せしたいのですが、雨で一向に出来ません。みんな元気よく成長しているようで葉っぱ が生き生きしていますよ。

画像1)全体の様子。
画像2、3)チビ介の横顔と頭の様子です。髪の毛が小生と違ってフサフサしていますね。羨ましい限りです。??

041030(画 像1)            041030a(画像2)            041030b(画像3)

11
11月6日(土) 晴れ
やっぱり土を這いずるように成長しているので背丈は今ひとつですね。雨で土が柔らかくなっているんで仕方ないです。この まま枯れるまで(12月ごろか なぁ?)成長を見ていきます。この後、もうひと頑張りしてほしいので追肥し、土寄せしました。(追肥は成長が良ければ必要ありませんので)

画像1)横倒れになりつつ、成長しております。早く土寄せしておけば良かったのですが・・・無理に起こすと折れますよ。 土が今ひとつだったので出来ません でした。
画像2)全体の様子です。
画像3)縦より横に伸びてきています。

041106(画 像1)            041106a(画像2)            041106b(画像3)

11月13日(土) 曇り一時晴れ
今度は土寄せ成功です。やっぱり2日間雨が降ったのでどうなるかと心配していましたが、寝転ばずにじっとしておりまし た。まだまだジャガイモ君は元気に成 長しております。

画像1)寝転ばずにしっかり横向きに立っております。
画像2)まだまだ綺麗な濃い、緑一色です。

041113(画 像1)            041113a(画像2)

11月20日(土) 晴れ
どの程度成長しているのか画像撮影のため掘り出しました。赤ちゃんの握りこぶし位でしょうか。ちゃんと出来ているようで す・・・が、まだまだ収穫は早いで す。

画像1〜2)掘り出してみました。

041120(画 像1)            041120a(画像2)

11月27日(土) 晴れ
昨日、突風と言うか季節風がありました。雨は比較的少なかったのですが、それでも風が強いので茎を中心にすり鉢状に土が 削れています。なかには折れたジャ ガイモ君もありました。折れてしまうと、どうにもならないので早速、掘ってみました。まぁ〜食べごろでしょうね。しかし、他のジャガイモ君は、まだ青々し て元気が良いので枯れて来るまで待ちます。

画像1)根元の土がすり鉢状に削れ、ジャガイモ君の茎が折れました。おそらく風で振らされたのでしょう。
画像2)仕方ないのでホジホジして収穫です。食べごろですね。

041127(画 像1)            041127a(画像2)

12
12月4日(土) 曇り後雨
12月に入り、そろそろ収穫時期に近づいてきました。少し葉茎が、しがんで(縮こまるの意)いるジャガイモ君もあるよう で霜が降りるとおそらく枯れ始める のではないかと思います。去年の秋ジャガと比べ、葉茎の枝ぶりが小さいように思えます。去年は市販の種いもで栽培した違いかなぁ〜と思っていますが何ら去 年に収穫して残った秋ジャガを種イモにして栽培しても問題無さそうですね。あえて言うなら今年の春ジャガの収穫残りイモを種イモにした方が確かでしょう か。これで来年から収穫の残りイモで十分栽培出来そうです。メモに記録しておこう〜と。

画像1)ちょっと元気が無さそうに見えます。
画像2)まだまだ収穫は早そうです。

041204(画 像1)            041204a(画像2)

12月11日(土) 晴れ
4日の台風の影響でジャガイモ君が振り回され、根もとが傷だらけになってあまり元気がありません。仕方がないので順番に 収穫し、秋ジャガイモ君の栽培記録 を終了とします。元気の良い分はこれから霜が降りるまで或いは枯れて来るまで収穫が楽しめますので。どうもご苦労様でした。

画像1)根元から折られ、大きい葉茎がどっかに飛んで行ってしまいました。
画像2)順番に片付けたものから収穫してます。
画像3)台風の影響と収穫期とが重なったのか急に元気がなくなりましたのでこれも抜きました。

041211(画 像1)            041211a(画像2)            041211b(画像3)

<収穫を終えて>
ちと収穫が早かったかなぁ〜とも思っていますが、自然相手なんで仕方ないです。ところで秋じゃがの栽培ポイントは、春 ジャガと違って種イモは出来るだけ切 らずに丸ごと植えてやる事。ちょっともったいないですが腐りにくいので失敗が少ないです。後は芽が出るまで2〜3W掛かりますので落ち着いて観察します。 土をホジホジしてみても良いですが、くれぐれも芽を折らないように注意してくださいね。後は土寄せと芽欠き位でしょうか比較的栽培し易い野菜と思います。 ところで収穫したジャガイモ君はやっぱ春じゃがと同じで美味しいですよ。結構、煮崩れも無くて・・・やめられませんね〜。













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