スイカの栽培記録 (H17年4月〜8月)瓜系は結構、手間が要るのと難しい所があるのですが前から一度やって見たかったのでチャレンジしてみ
ます。種からするのがおもしろいのですが初めてでもあり、苗を購入しました。果実6k前後の物で「黄肉シトロン」と呼ばれています。また、スイカの横でカ
ボチャを栽培するのですが、あまり良くないとの話しもあるので念のため分けて栽培した方が無難かも知れません。まぁ〜どうなるかやってみます。 TOP 4月24日(日) 晴れ スイカ畑の場合、場所がかなり必要な事と深く耕す必要があるので画像のような畝を準備しました。カボチャも栽培しますので2個はスイカ用としました。 画像1)荒起こしをしました。 (画像1) 4月29日(金) 晴れ 購入した苗は黄肉シトロン、2苗です。初めてする場合、接木苗が丈夫で良いそうなのですが価格が少し高いので普通の苗にしました。 画像1)大玉の部類に入るそうです。 画像2)地温を高めると共に雑草防止の為、マルチをしました。幅が狭いですが、後でちょっと考えます。 (画像1) (画像2) 4月30日(土) 晴れ ちょっとスイカの適温に比べると寒かったので活着までホットキャップを被せようと思います。後に外します。 画像1)ホットキャップ内部の苗の様子。 画像2)ホットキャップが簡単に外せるように2箇所ピン止めで後2箇所は重石を置きました。 (画像1) (画像2) 5月5日(木) 晴れ 活着したのでしょうね。蔓がよく伸びてホットキャップでは狭くなってきました。仕方ないので行灯を作り、その中で栽培を続けます。 画像1)5日ほどでここまで蔓が伸びだし、ひげも出てきました。 画像2)蔓の長さは30cmくらいでしょうか。 画像3)ごみ袋を用意し、底穴を開けて4角形になるようにしました。 (画像1) (画像2) (画像3) 5月15日(日) 晴れの ち曇り、一時雨 主芽は本葉7〜8枚や5〜6枚或いは10枚でカット。また、苗のすぐ付け根の子蔓はカット或いは付け根から出ている子ヅルの内、3〜4本の子蔓を伸ばす、 孫ヅルは実が付くまではカットするetc・・・ってどれが良い剪定 方法なのかわからないですね。エイッ!ヤッ!て切ったのは良いのですが落ち着いて黄肉シトロンの資料を見ると「本葉7〜8枚、子蔓を伸ばす・・」ってなっ てま すね。でも切っちゃったら再生出来ないんだなぁ〜。まだ植え時期があるので苗を買いに走りました。 画像1)親ヅルの本葉が9枚で主芽と根元の子蔓を切りました。 画像2)2苗とも同じようにしました。 画像3)新たに購入した同種の苗です。 (画像1) (画像2) (画像3) 5月21日(土) 晴れ 心配をよそに葉っぱの付け根から子ヅルが伸びてきています。子ヅルの長さは全て同じではありませんが4本位出ています。途中購入した苗も大きくなってきま した。(先週の続きですが、仕立て方法によって主芽の切る位置が変わるようですね。) 画像1)親づるの途中から子ヅルが4本位伸びてきています。 画像2)なかなか親ヅルについている本葉は大玉だけあって大きいように感じます。 画像3)新たに購入した同種の苗の生長です。 (画像1) (画像2) (画像3) 5月28日(土) 晴 れ 新たに購入した苗が行灯の中では窮屈そうなので行灯を取り外し、本葉7枚位あるので主芽を切りました。さてこれから子ヅルの出番かな? 画像1)外気に慣らすために朝から行灯を外しました。 画像2)子ヅルが良く伸びています。 画像3)今の所、生育は順調のようです。 (画像1) (画像2) (画像3) 6月4日(土) 晴れ どういう訳か急に伸び始めてきました。慌ててマルチの延長と敷きわらを敷いてやりました。反対側には「よしづ」を使いました。雌花も咲いているのですがも う少 し先の節目に着果させようと思い ます。 画像1)子ヅルに雌花が咲きました。 画像2)ツルがどんどん伸び出し、畝間が足らなくなりました。 画像3)途中から購入した苗もここまで生長してきました。 (画像1) (画像2) (画像3) 6月11日(土) 雨 そろそろ節目も15節を超えだしたのでもう少し、人工授粉が出来るかなぁ〜って期待しておりましたが、あいにくの雨で出来ません。うらやましそうに見てお りました。 画像1)6/10に雄しべを取って雌花に花粉を付けてやりました。果たしてうまく受粉するかな? (画像1) 画像2)雌花が咲いているのですが、雨のため出来ないです。 画像3)あちらこちらと花が咲いてきました。 画像4)20節目位に人工授粉した物です。 (画像2) (画像3) (画像4) 6月18日(土) 晴れ 人工授粉したお陰でいい感じで育ってきました。しかし、他の苗では葉っぱが薄い黄緑色になってなんだか元気がありません。接き木苗の方がよかったのかな〜 暫く様子を見ながら進めます。 画像1)このまま大きくなってくれよ〜 画像2)こちらも1個出来ています。 (画像1) (画像2) 6月25日(土) 晴 れ 大きくなるに連れて変形してくるので横になっていたのを真っ直ぐになるように置き直し(玉直し)、しました。また、いつの間にか人工授粉していないのに勝 手に受粉しているスイカもありました(虫たちの仕業でしょう)。こうなると何時受粉したのかわからなくなりますね。 画像1〜2)鎮座させました。 画像3)ツルがよく伸びているので、どのツルにスイカがついたのかさっぱり分からなくなりました。後は放任しかないか? (画像1) (画像2) (画像3) 7月2日(土) 雨 丸々としてきました。葉っぱが黄色くなってきたツルもあります。説明の仕立てでは2、3本の子ヅルで・・・と、書いてあったのでそれで進めた方が負担が軽 かったのでしょうか?また、土壌がアルカリ性に傾いたり、微量要素の吸収が悪くなったりしても変色するので・・・なかなかスイカ君も具合を喋ってくれない ので難しいですね。 画像1)まだまだ大きくなるんでしょうね。 画像2)一部に変色してきた葉っぱがあるんで気になっているのですが・・・ (画像1) (画像2) 7月9日(土) 雨 実が付いた蔓のヒゲが枯れてきました。また両隣のヒゲも枯れてきたのでそろそろ収穫なのかな?叩いて音を聞いてみましたが確かに音は違うようです。が、プ ロではないので果たしてどうかな? 画像1)生長はこの位かな?後は熟すのを待つだけか? 画像2)こちらも2個ありますが、まだ若そうです。 画像3)実がなっている蔓が少しづつ枯れて来そうな雰囲気です。 (画像1) (画像2) (画像3) 7月16日(土) 晴れ 蔓に付いていた前後の葉っぱも枯れてきた様子です。念の為、スイカの底を覗いてみました。鎮座している部分の色が少し薄くなっています。市販のスイカと遜 色ないような気がします。収穫に関しては累積温度と言う概念もあるようですが、温度管理までは素人は難しいですね。6月10日前後の受粉なので今日で37 日になるのかな?初めての栽培ですが、この辺でどうなるか収穫してみようかな? 画像1)実の前後の蔓に付いていた葉っぱも枯れちゃいました。 画像2)次のスイカも控えています。 画像3)実が付いている蔓の根元は枯れてきたようです。 (画像1) (画像2) (画像3) 7月23日(土) 晴れ 収穫したスイカは冷蔵庫で冷やして食べました。甘くて美味しかったです。雨が少なく天候が良かったからかな?残りのスイカも生長しているものの蔓の状態が 悪くなってきました。蔓が持てばいいのですが、ちっこいスイカは無理かな? 画像1)7/20の晩に収穫しました。 画像2)75cm、重さ7kgありました。 画像3)お尻のくぼみもいいかな? (画像1) (画像2) (画像3) 画像4)7/21に切ってみました。 (画像4) 画像5)この2個は十分な大きさに生長してきたので収穫出来ると思います。 画像6)こちら側は大きくなるのかな? 画像7)根本の蔓は枯れ枯れ状態になってきました。代わりに草がぼうぼうです。実は子蔓、孫蔓で栄養補給している状態かな? (画像5) (画像6) (画像7) 7月30日(土) 晴 れ 成り具合の確認で叩く場合は、あまり乱暴に叩かないように・・・「パチッ」って聞こえた瞬間に破裂です。ちっこいけれど黄スイカの味がしています。まだ畑 で実っているスイカ君がおりますが、根本のツルが枯れているのもあります。これは期待できないでしょう〜 画像1〜2)7/26に出来具合の確認のため、ポンポンと叩いたら割れちゃったので収穫しました。 画像3)7/28にも収穫。左・75cm、7Kg。右・68.5cm、5Kgでした。 (画像1) (画像2) (画像3) 画像4)このスイカはまだ収穫出来るでしょう。 画像5)この2本の生長は見込めないでしょうね。 画像6)親ヅルを植えていた場所は草で占有されています。 (画像4) (画像5) (画像6) 8 月3日(水) 晴れ 親ヅルも枯れて子ヅルだけが頼りだけになっています。しかし、その子ヅルも枯れ出しているんでそろそろ終わりかな? 画像1)ツルが枯れ枯れになって生長が期待出来ないと思われる分を収穫しました。 (画像1) 画像2)中身と味を見る為に、一番ちっこいの割って見ることにしました。 画像3)ちっこくても種や色は負けない感じです。しかし、味は少し甘みのついた瓜かな? 画像4)親ヅルのあった場所は完全に草で覆われてしまいました。 (画像2) (画像3) (画像4) <収穫を終えて> まぁ〜初めてにしては、自分なりにうまく出来たように思えます。当初は親ヅルや子ヅルのカットの仕方がわからずに闇雲にやった所もありますが、それなりに 収穫出来ました。 気を付ける点は植え付け時、温度が低い場合はビニール等を用いて保温する。親ヅルが良く伸びてくるので摘心し(摘心位置は仕立て方で異なる様子です)、生 長具合を見て子ヅルの選定を行う(子ヅルの本数も仕立て方で変わる)。着果は子ヅルで行う。着果位置は、1番花は7〜8節位に咲くがその後6〜8節位に2 番花が咲く、後は繰り返し・・。普通は2番花の15節位に着果させる。受粉は人工授粉の方が確実で、朝が早いのが難点でしたが、実が大きくなった時は眠気 が覚めますね。スイカ栽培は、ちょっと手間が掛かりますが楽しい栽培でした。 |